【自衛隊基地に隣接】かかみがはら航空宇宙博物館を見学。シミュレーターの予約は早いもの勝ち!

2020年9月22日中部,科学館

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

かかみがはら航空宇宙博物館は航空自衛隊岐阜基地に隣接する航空機を中心とした展示を行う博物館で、愛称は「空宙博」(そらはく)です。航空自衛隊に併設されている博物館としてはエアパーク浜松があります。空宙博は戦闘機ではなく、主に航空機の歴史と宇宙船を中心に展示していることが最大の違いとなります。

アクセス・料金

住所:岐阜県各務原市下切町5-1[GoogleMapで開く]

車での来館が便利だと思います。各務原ICから7kmほどの距離にあります。駐車場はかなり広いので満車で駐車できないということはないと思います。駐車料金は無料です。

公共交通機関の場合、名鉄各務原線「各務原市役所前駅」からバスが出ています。バス停は「航空宇宙博物館」での下車となります。そのままの名前なので間違うことはなさそうですね笑。

入館料は大人800円、高校生と60歳以上の方は500円、中学生以下は無料となっています。現在はコロナ対策として検温を行っています。また、マスクの着用が必須です。開館時間は平日10~17時、土日10~18時となっています。

屋外展示

敷地内に入ると最初に目に入ってくるのが巨大な航空機です。滑走路を模した通路の前に4機のヘリコプターや飛行機が展示されています。奥にある青い施設が博物館です。入口は向かって左側と結構歩きます。航空機の向こうに見える芝生広場は入ることが可能で、子供向けの遊具等も設置されています。小さい子が元気に走り回っていました。

屋外展示場に展示されている航空機の中には、日本メーカーが初めて開発した旅客機であるYS-11や波高3mの中でも海上離陸が可能なUS-1Aがあります。一番奥に展示されているP2-Jについては現在修復作業のため足場が組まれていました。

ひと際目を引くUS-1A

1階展示場

一階展示場では航空機の歴史について学ぶことが可能です。ライト兄弟が人類で初めて空を飛んだのが1903年のため、100年ほどの歴史となります。そのため航空機の歴史は戦争と切り離すことが出来ないものとなります。隣にある岐阜基地でも数多くの戦闘機が離陸していったことが紹介されています。

唯一現存する飛燕

戦後も航空機技術の発展はすさまじく、その中で活躍した試験機や実験機が30機以上も展示されています。過去から現在につながる航空機の歴史を、実機を眼前に学ぶことができる貴重な施設でした。本来はモニターを使用した動画解説があるようですが、コロナ対策として使用不可となっていました。機会があればそちらを見に再訪しようと思います。なお、航空機は下からだけでなく、2階展示場から見下ろすことも可能です。

2階へ上る階段から

一階展示場の壁側には、シミュレーターエリアがあります。子供だけでなく大人でも体験してみたいですよね。一時期はコロナ対策のため休止していたそうですが現在は体験が可能となっています。ただし、シミュレーター体験は整理券が必要で、当日先着順での配布となります。午前の部は10時から、午後の部は13時からの配布となりますので、参加希望のかたは最初に整理券配布に参加する必要があります。シミュレーターではなく、航空機の勉強を行う体験コーナーは人気がそれほどのため時間がたってからでも空いている可能性はあります。私が行った日の場合、14時過ぎでも空いていました。

2階展示場

2階展示場では宇宙に関する展示を見ることが可能です。ロケットから始まり、有人飛行やISS(国際宇宙ステーション)に設置された日本の実験棟「きぼう」の実物大模型、「はやぶさ2」の原寸大模型など見ごたえは十分です。

外には展望台への階段(赤いやつ)があり、屋上に上ることが可能です。かなりの高さがあり、少し怖かったです笑。見えるのは屋外展示側だけで、航空自衛隊の滑走路側は木で隠れて何も見えませんでした。割とがっかり展望台です。


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