【800段の石段】立木観音を参拝。途中に休憩所なし&自販機なしは完全に修行

2021年9月6日関西

立木観音

立木観音入口

立木観音は滋賀県大津市石山にある厄除け観音として知られるお寺です。立木観音・立木山寺は通称で、立木山安養寺が正式な名称てあり、新西国三十三箇所の20番札所となっています。

駐車場からは約800段の石段を登ることになるため、参拝は非常にハードなものとなります。駐車場はもとよりお寺にも自販機等は設置されていないため、あらかじめ用意しておいてください。また、トイレも頂上手前の1か所となっており、駐車場にはありません

「こんぴらさん(金刀比羅宮)」が本宮まで785段なのでだいたい同じ段数です。傾斜は全然違いますけどね。

日本一の石段として知られる熊本の釈迦院御坂遊歩道(3333段)や山形県の出羽三山神社(2446段)からすれば屁でもないのかもしれませんが…

基本情報

アクセスは自家用車が便利です。駐車場は約50台程度のキャパがあり終日無料となっています。公共交通機関の場合、JR石山駅からバスで約30分ほどかかります。

駐車場・バス停から急な石段を800段ほど登ることになるため、足腰に不安のある方は少し厳しいかもしれません。トイレは駐車場には無いため注意してください。所要時間は階段を登るペースにより大きく変化します。私(20代男)の場合、駐車場に戻ってくるまでに約1時間ほどかかりました。

石段

立木観音石段

駐車場からは国道を1度渡らなければいけません。横断歩道がありますが、カーブの近くのため見通しが良いとは言えません。また、通過する車両はそれなりの速度で走ってくるため注意してください。

ここからお寺まで約800段の石段を登ることになります。手すりは完備されており、踊り場もたくさんあるため、休憩しながら登ることが可能です。ただし、休憩所や椅子等は設けられていません。

写真の通り、急な石段です。途中で緩やかになる等もなく、つづら折りになった急こう配が続いています。

トイレ

立木観音トイレ

お寺のすぐ手前にトイレがあります。駐車場にも設置は無く、ここだけとなっています。目の前の石段を登り切った先が安養寺です。

安全のため、個室にはセンサーが備え付けられており、長時間入っていた場合は係の人が安否確認をする場合があると書かれていました。トイレ内は暗めですが、オート機能を備えた最新の便器が設置されています。

安養寺

立木観音安養寺

長い石段を登りきってようやく到着となります。

”弘法大師が川を渡れずに困っていたところを白い雄鹿に助けられ、その雄鹿が観音様になった。弘法大師は42歳の厄年であったため観音様に導いていただいたと歓喜し、自身だけでなく未来永劫の人々の厄払いのため霊木を立木のまま聖観世音菩薩を刻み、堂を建てた“という伝説があります。弘法大師はその後、高野山を開基したため、立木観音は元高野山とも呼ばれています。

立木観音白鹿に乗った弘法大師像

境内には鹿に乗った弘法大師像や厄除けの鐘などがあります。通常であればお茶所で休憩が出来るのですが、新型コロナウイルスの影響でお茶の提供は中止となっています。椅子と扇風機は利用可能です。


石段が非常に厳しく修行のようでした。境内はそれほど広くはありませんが白鹿に乗った弘法大師様など、他にはないものを見ることもできます。息を整えつつゆっくりと参拝するのが良いと思います。帰りは登ってきた石段を下ることになりますが、一段一段が大きいため下りは下りで大変です。参拝される方は怪我などされませんようお気をつけて。

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