【京都の風鈴寺】正寿院を参拝。無数の風鈴とハート形の窓、綺麗な天井画など見どころがたくさん
正寿院
正寿院は京都府綴喜郡宇治田原にある京都の風鈴寺として知られるお寺です。約800年前、鎌倉時代に建立されており、高野山真言宗に属しています。
風鈴寺という名称のとおり、夏季に行われる風鈴まつりでは境内に2000個を超える風鈴が設置されます。夏の風鈴だけでなく、春は樹齢100年を超える桜のライトアップ、秋には紅葉など四季折々の景色を堪能できる点も見逃せません。
また、客殿で見られる「猪目窓」というハート形の茶室の窓と160枚の色鮮やかな天井画は圧巻です。
関西の風鈴寺といえば奈良のおふさ観音や大阪の水無瀬神宮も有名です。いずれ参拝しようと思います。
基本情報
- 公式ホームページ
- 住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149[GoogleMapで開く]
- 拝観時間:9:00~16:30(12~3月は16:00まで)
- 拝観料:600円(風鈴まつり期間中は700円)+参道協力金300円
アクセスは自家用車が便利です。駐車場は約60台のキャパがありますが、バイパスを降りてからはすれ違い困難な箇所の多い細い道を通りますので安全運転でお願いします。公共交通機関を利用する場合は京阪・JR宇治駅からバスで維中前駅下車となります。そこからコミュニティバスで奥山田バス停まで移動し、10分程歩きます。
※現在は新型コロナウイルスの影響でコミュニティバスの利用が出来ないため、約1kmの道を歩く、もしくはタクシーの利用が推奨されています。
風鈴まつり
夏季期間中は境内で風鈴まつりが開催されます。2000個を超すカラフルな風鈴が風に揺られて涼しげです。
風鈴まつりは人間の五感(眼耳鼻舌身)で涼を感じるという思いから始まっており、風鈴を見て聞いて楽しむ以外にも様々な催しがされています。風鈴の絵付け体験は期間中1500円の体験料を支払うことで参加可能となっています。
- 眼:全国ご当地風鈴を見る
- 耳:風鈴の音を聞く
- 鼻:自然と茶畑の香りを
- 舌:茶のまちで、本場のお茶を味わう
- 身:風鈴絵付け体験
本堂内では全国47都道府県のご当地風鈴が見学可能でその色や形だけでなく音も楽しむことが出来ます。
本堂
本堂には十一面観世音がご本尊として祀られていますが、50年に1度しかご開扉されない秘仏となっています。
本堂内では境内をみながらくつろげるスペースや掛け軸などが展示されています。本堂の周囲も見て回ることが可能となっています。
パンフレットに記載された隠れハートの1つは本堂にあります。ぜひ探してみてください。
本堂外周には小さなお地蔵様や可愛らしいリスの絵などを見学することが出来ます。置いてあるスリッパを借りて外を見学することになりますが、スタートとゴールが違うため、スタート地点までスリッパを戻しにこないといけないのは厄介です…
客殿
本殿入口から駐車場側に20mほど降りたところに客殿があります。こちらではハート形の猪目窓と天井画がある「則天の間」を見学することが出来ます。
パンフレットに記載された隠れハートの1つは客殿にあります。ぜひ探してみてください。
猪目とは単なるハート形ではなく、古来から伝わる日本伝統模様の一つで災いを除き、福を招く意が込められているそうです。
客殿の天井には160枚の色鮮やかな天井画が描かれています。畳に寝転がって見学しても良いと書かれているので、他に見学者がいなければゆっくりと見ることが出来そうです。私が客殿の見学をする際には猪目窓の写真を撮りたい人が多く、前の方には進んではダメといった暗黙の了解のようなものを感じました。入口から2.3mほどしか進めないため、寝転がるなど当然不可能な状態でした…
天井画を楽しみたい方は平日や早朝など人が少なそうな時に見学するのが無難だと思います。
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