【伊吹山登山】伊吹山ドライブウェイ&山頂まで軽登山。東登山道使用の場合は注意が必要です。
伊吹山登山
天気は登山日和の快晴でしたが、スカイテラス(標高1260m)の時点で気温は20度と車のドアを開けるとかなり涼しかったです。山頂はさらに冷えるので長袖必須です。
登山した日はシルバーウィーク初日で平地は最高気温30度近い予想だったため、駐車場時点で10度近く気温差があることに…
登山道については3ルートありますが、東登山道は下り専用となっています。中央登山道は距離は短いですが、階段メインとなっているそうです。今回は西登山道から登り東登山道で下る伊吹山をぐるりと回るコースにしました。登山道については下記のページで確認可能です。
東登山道は下り専用ですが、道が狭く傾斜も少しきつめです。またぬかるみや滑りやすい箇所もあるため、最低でも運動靴は必須となります。女性の方でスカートの場合はやめておいた方が無難です。
伊吹山を登るためだけに登山靴や杖を買うのは勿体ないという方は、登山装備を気軽にレンタルできるサイト等もあるので検討してみてはどうでしょうか。
西登山道(上り)
西登山道はほとんどの登山客が上りに利用するコースとなります。大半が3cmほどの石で覆われた緩い上りのため非常に歩きやすいです。小学生以下の子供でも楽に上っていました。
両側は高山植物のはじめとした30cmほどの植物が広がっています。季節によっては花畑になっているそうです。今回は時季外れのためアザミやトリカブトが少し咲いているだけでした。トリカブトが鮮やかな紫色でとても綺麗です。伊吹山に自生するものはイブキトリカブトという固有種になります。他にも数多くの固有種が自生しているので、勉強してから行けばより一層楽しむことが出来ると思います!
登山道はほとんど一本道のため迷うことは無いと思います。正面に山頂の山小屋が見えたあたりで分岐があります。ここまでこればあと一息です。
分岐を右にそれると琵琶湖がきれいに見える場所があります。頂上からは逸れますが歩いて2.3分です。せっかくなので是非。雲が目線の高さにあって驚きました。
また、琵琶湖展望台からは別の登山道が見えます。こちらはドライブウェイ組とは異なるコースで、1合目から続く本当の登山道となります。驚くほど急な斜面ですが、私も下から登ってみたいと思いました。今度は実力をつけて自分の足で登頂したいですね。
話がそれましたが、山小屋が正面に見えれば山頂はすぐそこです。ここまで登ってくると周りの植物は一層低くなり、高いものでも15cm程度と草原になってきます。バッタの鳴き声が至る所から聞こえて秋を感じます。バッタだけでなくチョウやトンボなど様々な昆虫の姿が観察できます。
昆虫だけでなく野生動物も当然いるようで、散々見慣れたアレも見つけました。クマが出ることもあるそうなので注意が必要ですね。昼間で人が多いためか動物の姿はみれませんでした。動物侵入防止のため登山道にはいたるところにフェンスがあります。通行の際は閉め忘れないようにしてください。
山頂
伊吹山の標高は1377mと滋賀県最高峰となります。頂上からは琵琶湖が見渡せるほか、岐阜県側には日本アルプスを望むことが可能です。スタート地点のスカイテラス駐車場も眼下に見下ろせます。結構歩いた気がしましたが案外すぐそこでした笑
山頂には山小屋のほか、売店や公衆トイレがあります。椅子やテーブルもあるため、お弁当を食べることもできます。コッヘルやサンドメーカーを使用して料理している人やコーヒーを挽いている人もいました。羨ましすぎます笑。私も何か買おうかと思ってしまいました。
頂上はかなり風が強いので帽子が飛ばされないように注意が必要です。気温も駐車場からさらに下がって16度でした。長袖を着ていても寒かったです。夏場は涼を求めてくる人が多そうですが秋になると防寒をしっかりしておかないと風邪をひきそうです。
山頂から200mほど奥に進むと三角点があり、その向こう側のフェンスの先が東登山道(下り専用)となります。特に標識等があるわけでは無く、本当にこの道で合ってるのかと不安になりました。三角点からさらに向こうに進む道で合っていますので心配しなくて大丈夫です。
東登山道(下り)
東登山道は下り専用の登山道となっています。急勾配やぬかるみとなっている箇所もあり、最低でもズボンと運動靴は必要です。ヒールやサンダルでは怪我につながる恐れがあるのでやめておきましょう。私と同行者は2人そろって軽く滑りました。「パンフレットやホームページにはサンダルやめろって書いてるけど西登山道余裕だったし大丈夫」という考えは本当に危険です。どちらも大きな怪我がなかったので良かったですが、私は人差し指を擦りむいたので全治1週間ぐらいです。長袖長ズボンに履きなれた運動靴だったんですけどね…登山靴を持って行くべきだったと反省です。
東登山道は少し危険なところもありますが、西側とは違った景色を楽しむことができました。上りでは見かけなかったスギゴケやササなど植生が全然違うのは面白いです。
スカイテラス駐車場に戻ってきたらエネルギー補給と称しておやつタイム。スカイテラス限定の薬草ソフトクリームをいただきました。後味は少し苦いですがほうじ茶っぽい味でした。伊吹山は280種もの薬用植物が自生し、"伊吹山薬草サミット"が開催されたほど。スカイデッキから景色を楽しみつつ休憩です。ソフトクリームだけでなく伊吹そばなどご飯も食べられます。
ドライブウェイ
軽めの渋滞を挟みつつ奈良市内から車で3時間弱で伊吹山ドライブウェイに到着。
伊吹山ドライブウェイの通行料は、軽自動車・一般車は3140円(税込)です。現在は公式ホームページで割引券が印刷可能で、使用すれば2900円(税込)になります。
ドライブウェイは全長17kmのコースで、制限速度が上り30km/h、下り20km/hとなっています。全体を通して勾配が厳しく、カーブが多めでした。一部区間では傾斜が10%とかなりの急勾配箇所もあります。
道路自体はほぼ全域で上りの左側が山、右側が崖となっています。上りは助手席側からは景色が見づらいのが寂しいところです。運転手は右側見ながらのんびりとはしづらいコースですね。とは言えところどころに待避所はあります。なお、山側は側溝があるため寄りすぎないよう注意ですね。
車内からは琵琶湖が見える場所もあります。植生も標高が上がるにつれて変化するため、生えている植物の変化を楽しむことも可能です。コースは少し険しいですが、大自然を楽しみながらのドライブは最高に気持ちが良かったです。
スカイテラス駐車場付近になると崖側ガードレール外側に大量のカメラマンがいます。道を歩く人や横断する人がいるので注意が必要です。
スカイテラス駐車場はかなり広いです。駐車場に入って左奥が登山道となるため、登山する人は空いていればそちら側が便利だと思います。右奥はスカイテラス(売店・レストラン・トイレ)があります。駐車場の手前側は先述のカメラマンの車がほとんどです。スポーツカーの撮影をする人は右手前側に多く停めていました。
帰り道は上りと同じコースです。急斜面が多く制限速度は20km/hの区間も。1速で走っていても速度が出すぎるほどでした。ブレーキを守るためにもエンブレの使用は必須です。登山で疲れていても事故の無いようにしてくださいね。下り坂に居眠り注意の看板があったのですがあの路で居眠りできる人は肝座りすぎでしょう…
以上伊吹山ドライブウェイ&山頂登山でした。花畑のシーズンはほぼ終わりましたが、これからは紅葉のシーズンとなります。機会があればぜひ行ってみてください!
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